保護具の点検の実施
解体現場では毎日保護具の点検をしてから作業に入る様徹底しています
今回は保護具の一つであるヘルメットにフォーカスして書いていきたいと思います
解体現場におけるヘルメットの安全基準は、労働安全衛生法や関連する規則に基づいて定められています。
1. 法的基準(日本)
① 労働安全衛生法および関連規則
- 労働安全衛生法(第42条):事業者は、労働者に適切な保護具(ヘルメットなど)を使用させる義務がある。
- 安全衛生規則(第518条):墜落や飛来・落下物の危険がある作業では、ヘルメットの着用が義務付けられる。
② 国家規格(JIS 規格)
- JIS T 8131(保護帽の安全基準)
- 種類:
- 飛来・落下物用(A種):上からの落下物による危険を防ぐ。
- 墜落時保護用(B種):高所からの墜落時の衝撃を緩和。
- 電気用(C種):電気作業時の感電防止。
- 表示義務:
- 「飛来・落下物用」「墜落時保護用」などの適用用途表示
- メーカー名、製造年月、使用上の注意事項
- 種類:
2. 解体現場におけるヘルメット使用基準
① 使用義務
- 作業員全員が着用必須
- 高所作業、重機操作時は特に厳格な着用ルールを適用
② ヘルメットの選定
- JIS規格適合品を使用
- 解体作業では 「飛来・落下物用(A種)」+「墜落時保護用(B種)」の両方に適合するもの を推奨
- 耐衝撃性・耐久性の高いものを選択
③ 正しい着用方法
- あご紐を確実に締める
- サイズ調整を行い、ずれないように装着
- バイザー(ひさし)の向き:
- 通常作業:前向き
- 高所作業・視界確保が必要な作業:後ろ向き(状況に応じて)
3. ヘルメットの点検・交換基準
① 点検
- 毎日作業前にヒビ、傷、変形をチェック
- 特に重要なチェック項目:
- 外殻に割れ・ヒビがないか
- 内部の衝撃吸収ライナー(クッション材)に劣化がないか
- あご紐・調整バンドが正常に機能するか
② 交換目安
- 通常使用:3年以内(メーカー推奨寿命)
- 落下や強い衝撃を受けた場合:即時交換
- 紫外線による劣化(色あせ、ひび割れなど)が見られる場合も交換推奨
4. ヘルメット着用の違反・罰則
- 未着用の作業員:
- 口頭注意、罰則(作業停止・ペナルティなど)
- 事業者の責任:
- 労働安全衛生法違反の場合、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金(第119条)
5. 追加安全対策
- フェイスシールドやゴーグルの併用(粉じん・飛散物防止)
- ヘルメットカバーの使用(耐久性向上・直射日光防止)
- インカム・通信機能付きヘルメットの導入(安全確認の強化)
まとめ
解体現場では「飛来・落下物用(A種)+墜落時保護用(B種)」のJIS適合ヘルメットを使用し、適切な点検・交換を行うことが重要です。また、作業ごとのリスクに応じた追加装備(フェイスシールド、ゴーグル等)を活用することで、安全性をより高めることができます。
これだけ情報を見てみると現場は本当に危険なところだと認識できます
常に意識して現場に入っていきましょう